N2 第 4 課(くしゃみ)

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くしゃみ

         太陽の光が目に入ったと時や、暗い屋内から明るい所に出て、まぶしいと 感じたとたん、くしゃみが飛だずことがある。これを「光くしゃみ反射」とうい。

        本来、くしゃみは鼻に入った異物を鼻水とともに外に押し出そう として 起こる反射運動である。 ほこりなどが鼻に入ったり、冷たい 空気を吸い込んだり することなどがきっかけでおころ。しかし、光を取り込むのは鼻ではなく目なのに、 なぜくしゃみが起こるのだろうか。

        これは目からの「まぶしい」とうい信号が、脳に伝わる途中で、なぜか くしゃみを起こす神経を刺激するため、鼻がむずむずして、くしゃみがでるのだ。 花粉症のようなアレルギーと違い、「光くしゃみ反射」のくしゃみは1回かおおくても 2,3回である。国内外の調査によると、2,3割の人に「光くしゃみ」の自覚症状 があると言われている。また、その症状は子孫に遺伝すると考えられている。

        ところで、日本語でくしゃみを表す音は「はくしょん」が一般的だが、 実際の音はどうだろうか。「へくしゅ」「はっくしょい」「くしゅん」など、ひとに よってさまざまである。面白いことに、くしゃみ音が親子でそっくりであるとか、 くしゃみのしかたに男女差があるとうい話もある。 くしゃみは興味深い生理現象 である。

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